私立恵比寿中学の「幸せの張り紙はいつも背中に」という曲をたまたま知って、聴いていたらなんとなくキンクスを想起したので久々にキンクスにハマっている(という下書きを書いてから1ヶ月くらい経ってしまったので、今はあんまりキンクスを聴いてるわけではない)。
キンクスというと、You Really Got Meに代表されるリフ路線と、Waterloo Sunsetに代表されるノスタルジックなポップ路線に大別される、と思われがちだ。例によって、今回はそれに異を唱えたい。異を唱えるのは俺の趣味なのだ。ひなたぼっこでなく。
アイドルに教えられる、ってのも面白いんだけどさ、エビ中のその曲聴いてからキンクス聴いたら、レイ・デイヴィスがいかにポップな人か、ってのを再認識した。その曲はメロディが少しだけOver the Edgeに似てるんだけど、あの曲も凄く人懐っこいメロディでしょ。でも、バンドの音は80年代のキンクスらしくエッジが効いてる。この頃のキンクスにはこのタイプの名曲が山程あるんだけど、実は、最初からそうだったのね、レイ・デイヴィスって人は。
一旦そういうイメージを頭に入れてからYou Really Got Meをもう一回聴く。リフは置いといて、歌を聴く。そうすると実はコレも相当に人懐っこいメロディだって気付く。それはレイの声質や歌い回しに依るものも大きいんだけど、ヴァースのメロディが結構優しいんだよね。バッキング変えて、メロディアスなサビ付けたらバラードにもなったかも?言い過ぎかな。
最初からそうだし、70年代のドラマ路線時代も、80年代にハードロック寄りになった時代も、ずーっとレイのメロディは変わってないのね。キンクスを長年聴いて一貫して聞こえるのはそのせいじゃないかな。
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