2014年6月5日木曜日

Detective

マイケル・デ・バレスがロバート・パーマーの代わりにパワーステーションに入った意味を、ディテクティヴを聴きながら考えている。

 俺はシルヴァーヘッドより遥かにこっちの方が好きだ。シルヴァーヘッドはつまんねえ三流グラムバンドとしか思ってなくて、ヒット曲以外すぐ飽きちゃう。ディテクティヴはハードロック的でもありながら、ファンキーだったり、ワリとスウィートだったり、ってコトはソウルフルだったりして、比較にならないくらい音楽的に幅広くて、しかもそれがいい感じにまとまっている。

 ソウルとハードロックが歌える人、と捉えた場合のデ・バレスは少し不器用だけど、パワーステーションだとそのおかげでむしろアンディ・テイラーの存在とのバランスが取れた気もする。パーマーだと、アンディが少し浮くんじゃないかと。スタジオではいいんだけどね。ナイル・ロジャースに弾かせろよとか、身も蓋もないコト言っちゃう気がするのね。だから、ライヴバンドとしてのパワーステーションには上手くハマったのかなあ、と思う。

 デイヴィッド・カヴァーデイルって人選はアリだったのかなあ、とも考えるけど。

 余談だけど、「ディテクティヴから後任を選ぶ」という話繋がりで無理に言うと、ボンゾが死んだ時、もし後任ドラマーを選ぶならここのドラムかな、と思う。

 この人は、まあ録音の良さもあるとは思うけど結構ボンゾに近いグルーヴとパワーが出せる人だ。ちょっとスケールが小さいのはやむを得ない。ジェイソンより遥かにファンキーに叩けるし、結構良かったと思うんだけど、ディテクティヴ解散後に引退しちゃうんだよね。ロック会最大の「勿体無い」の一つだと思っている。名前さえ覚えてないのは気まずいんだけどさ(笑)

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