2014年5月8日木曜日

The Rutles

来日記念でスーパーバンドとしてラットルズを捉えなおしてみたい。俺は行かないけど。

 この場合いったんエリック・アイドルの存在は抜く。勿論モンティ・パイソンのエリック、というのは充分スーパースターで、スーパーバンドのメンバーとしても相応しいのだけど、実際にはバンドとしてのラットルズには参加していないからだ。

 リーダーのロン・ナスティことニール・イネスは元ボンゾ・ドッグ・バンドの中心人物。スーパーである。文句のつけどころも無い。ギター(録音では一部ドラムやベースも)のスティグ・オハラことリッキー・ファター、彼は南アフリカ出身のバンド、フレイムのドラマーであり、同じくメンバーのブロンディ・チャップリンごと70年代のビーチ・ボーイズに正式メンバーとして参加していた。サポートではない。スーパーである。そしてバリー・ウォムことジョン・ハルジーと、レポ、及び一部ダーク・マックイックリーの吹き替えを演じたオリー・ハルソール、この二人は共にプログレ/ジャズロックバンドのパトゥのメンバーだった。スーパーなのは言うまでもないが、実はこの人たち、ビートルズ風のシンプルな演奏で分かりにくいが演奏力が物凄くスーパーである。ジョン・ハルジーをバリー・ウォムとして使うことが如何に贅沢か、って話をビートルズ(だけ)マニアに伝えてやりたいものなのだけど、通じないのだろうかなぁ。

 ところで、話は違うと言えば違うのだけど、レコーディングにベースで参加しているアンディ・ブラウンという人物がいる。この人が何者なのか良く分からないのだけど、俺は「もしかしてアンディ・ボウンなのではにか?」と思っている。

 アルバムのレコーディングが78年ごろ。この時期ボウンは勿論クォーのサポートメンバー(事実上のフルタイム参加)として活躍してるのだけど、80年、何故かピンク・フロイドのThe Wallツアーに「ベースで」参加しているのだよね。で、しかもこの関連資料に「Andy Brown」と誤記されているものを見かけたことがあるのよ。

 更に言えば、The Wallツアー後半戦でスノーウィ・ホワイトに代わってギターで参加したアンディ・ロバーツ、彼もニール・イネス人脈のひとで、ここでイネス⇔フロイドの妙な繋がりが見えてくるような気がする……ってのは、勿論「ブラウン=ボウン」という俺の思い込み前提なのでこれを裏付ける資料がない以上、信憑性は無いのだけど。

 そうすると「ボンゾズ+パトゥ+ビーチボーイズ+クォー」っていうスーパーバンドだ、って捉えられてうれしいなあ、って話でもあるのだけどね。

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