2014年3月10日月曜日

Beck / Morning Phase

多くのベック好きと違って、俺はどっちかっていうとOdelay派だからSea Changeはそこまで大好き、って言うアルバムじゃない。美しい作品だとは思うし、好きではあるんだけど、リリース当時は結構自分の中では埋もれた存在だったんじゃないかな。それなりには聴いたけど一生懸命ではなかった。

 ベックの新作はSea Changeを彷彿とさせる内容だ、という情報が入ってきて、ファンの多くはかなり期待したようだ。勿論、俺だってそれなりに期待したし、久々に発売直後に購入する彼のアルバムになった。「いくら彷彿とさせるにしても、このジャケはあまりにもSea Change Part 2的過ぎないか?」とは思ったけどね。

 俺が興味を持った大きな原因は、実はSea Change Part 2だからではなくて、俺が好きだったベック・バンドのメンバーが顔を揃えているからだ。ジョーイ・ワロンカー(Drs)は勿論、ジャスティン・メルダル・ジョンセン(B)とスモーキー・ホーメル(G)のクレジットが嬉しい。やっぱりこの3人+ベック、ってのが俺の中で基本なんだよ。加えて元ジェリーフィッシュのロジャー・マニングにジェイソン・フォークナー(=TV Eye、もすぐ消えちゃったね)ってコンビの参加とか、何故かスタンリー・クラークがいたりとか、とりあえずバンドに惹かれた。

 でも、音を聴くと「彼らならでは」云々ではなく、まあ、結局バンドはどうでもいい(笑)。

 やっぱりね、曲そのものがなんだか妙に良くて。なんてーかな、もの凄く素晴らしいアルバムなのかといえば微妙だし、どの曲が突出していいとか、または全てが大名曲とか、そういうのではなくて、なんだか聴いていて居心地が凄くいい。なんかよく解らないけど気がつくとリピートしていて、ずっとゆったり気持ちよくいられる。

 ほぼファーストインプレッションで書いてるからこの程度。アナログも注文したし、これから聴き込むとまた少し違うのかな?聴き込むのかな。なんか、ずっとゆったり気持ちいいまま、浸るだけで聴き込まずに行ってしまいそうな気もする。

0 件のコメント:

コメントを投稿